大きな声では言えませんが、実は私、モテるんですよ。

そう、あの世に旅立つ人達に、老若男女。
もっとはっきり言うと、つかれやすいのです。
もう数年前の話なんですが、夜中、だいたい一時頃から四時ぐらいまでの時間、寝ようとすると、身体の中から起こされる。だから、疲れていても寝れない。そして、目つきが変わり、うめき、叫ぶんです。
そんな日々が続き、除霊できる有名なご住職を紹介してもらい、熊本に出かけた。
伺うなり言われた言葉が「えらいたくさん連れて来たな、お前には7人ついてるぞ」と言われた。
「お前は頼られやすいんだ、だから、亡くなった方を前にした場合、必ず『私は何もできません』とはっきり伝えるように」と指導された。
そして、お祓いをしてもらい、その日から念珠を首にかけて持ち歩いている。
この仕事で、一般の皆さんと同じように情に流されてしまうと、私は入られやすいので、できるだけ平常心でいるように心がけています。
私自身、霊は見えません。でも、何か感じることはある。
道を走っていても、この辺り良くないなーという場所はある、どことは言えませんが、橋の近くが多い。
それと、亡くなる人って、自分の誕生日の前後が多い。
自分から命を絶つ人は、男性が9割。
やはり、私も含めて男は打たれ弱い、女は強い。
だから世の中、男性社会のようで女性が回していると感じる。
さて、もう一つ話をすると、今年初めの事。詳細についてはとても怖すぎて書けないのだが、島外の方が屋久島で命を絶った人がいた。そんなご遺体を警察署に迎えに行き、火葬場に搬送した。
そして、今から火葬に入る瞬間、友達からの電話。
「お前、今年に入ってから、神社かお寺にお参りに行ったか」の問いに
「今年、忙しくて行けてないんだ」と返答。
「お前だからはっきり言うんだけど、お前に死神がついてるぞ」と普通でない言葉。
このタイミングで、この電話、あまりにもリアルすぎて、恐ろしすぎる。
その友達は、何かしら感じたり、見えたり、霊感がある。
さらに話は続き、
「話したから半分ぐらいは大丈夫だと思うが、絶対、今は恨まれたり、けんかとかしたりするなよ」との忠告。
普段なら、新年早々、こんな電話がかかってきたら、いい気分しないし、怒るかもしれない。
でも私は感謝した。
だって、友達自身も言いたくはないだろうけど、俺の事を心配し、連絡をくれたのだから…。
その忠告を胸に、制限速度を守って安全運転、その後、神社に行き、神頼みし、ご利益のありそうなお守りを選んだ。
そして、お寺に伺い、お二人の上人様にお祓いをしてもらい、ひと安心した一日だった。
人生、つらい事、いやな事はたくさんある。
それは、今ある幸せが見えなくなっているから…。
そんな時は、今ある環境から思いきって飛び出してみよう。
自然に、人に触れ合うことで、心が癒される。
そして何より、親の気持ちや今まであった幸せに気付くことができる。
与えられた命、一度しかない人生。
だからこそ、命の限り、精一杯生きていこう。

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