人に頭が下げられなくなり、人間としてそれ以上成長しないと思う。
この数ヵ月、自分が所属する花キューピットで勉強会が月一回行われている。
勉強になるだろうと軽い気持ちで参加した。
部屋に入ると、20~30 名の若い花屋の後継者と自分より若い指導者達。
そんな中、空いてる最前列に座る。
その行動から、自分のプライドを捨て、自分の心にある逃げ出したいと思う気持ち
を抑え、絶体絶命の状態を作るのだ。
そして、勉強会が始まり説明の後、実技。
あれだけ詳しく説明してもらったのに、実際やってみるとなかなか作れない。
今までの経験とプライドが邪魔をする。
歳をとればとるほど、柔軟性がなくなる。
やっていく中でコツを覚え、できるようになると、暗いトンネルを抜けて光さす暖
かい所に抜け出したような気持ちになる。
そして今までこわばっていた顔も子供のように微笑み顔に変わる。
おもしろい楽しい気持ちがいっぱいになった。
この数ヵ月、こんな気持ちを何度もくり返している。
途中に行くのをやめようかなーとプライドが俺の心を誘惑する。
でも、毎回勉強会が終わるたびに新しい発見があり、技術的にも向上し、教わった
ことをさらに応用し、新しい世界へと踏み込んでいける。
こんな俺のプライド何の役にも立たない。
そんな小さなプライドなど捨ててしまえ、
プライドでは飯は食べれないのだから。
自分自身が向上心をもつことで、従業員に教えないといけないし、また屋久島のお
客様にセンスのいいお花、そして、おしゃれなお花を提供できる。
人に教わる、人に頭が下げられる、自分が悪いときは素直に謝る、それが大切な事
だと思う。
それに、人に教わることより、人に教えることの方がとても大変で気疲れも起こ
す。
どうしたら相手に自分の気持ちを伝えられるか悩むのだ。
教える人は何十倍も悩み、講習会を開いているのだからこそ、教わる人はプライド
も捨て心の中をからっぽに受け止めることが大切だろう。
最後に指導者の皆さん、こんな俺に教えるのは大変なことだは思いますが、これか
らもよろしくお願いいたします。
ありがとうございます。
「見栄とプライド」人を良くもするけど反面ダメにするほうが大きい。