車は、ガソリンから電気に変わり、車自身が車庫に入ったり、危険を感じ止まった
りする。
船も、一昔前は鹿児島まで8時間かかっていたのが、今では2時間もかからない。
また、来年には、ロボットが家庭に普及しそうな勢いだ。
日常品の買い物スタイルも変わった。
近くの商店からスーパー、そして、島外資本の大型店、あるいは便利になった鹿児
島、さらにインターネットで配達無料で品物が届く。
便利がさらに便利になり、その分、何かを失った気がする。
そして、一番変わったのが携帯電話。
ポケットベルだったのが、今では小学生が普通に持っている世の中。
電話をかけるのも連絡手段の一つでしかない。
今は「メール」から「ライン」そして「フェイスブック」「ツイッター」などなど、
携帯を持っていれば何でもできちゃう。
写真・動画・音楽・映画・ナビ・ゲーム、さらにショッピング。
そして、友達もできるけど、失う危険もある。
町のあちらこちらで携帯をいじっている姿。
飲食店を選ぶのも、携帯で店を選び、そして、ナビで移動。店に着き注文、少ない
会話の後、お互いで携帯をいじる。そして料理が来たなら写真をパシリ。その後、
評論家のようにツイッターやフェイスブックに書き込む。
始まりから終わりまで、携帯がはなせない。まるで身体の一部になっている。
子供達の遊び方も変わった。
昔は外でみんなしてけんかをしながらも遅くまで遊んだ。
今は、手を出したなら大変な問題になるから、家の中で携帯で遊ぶ。
電話ではなく「ライン」なので、お互い好き勝手なことを言い合い、そして傷つけ
合う。
大人の見えない部分でいじめがおき、そして犯罪が起きている。
そう、みんな知らないうちに携帯中毒者なのだ。
こんなに便利な物を作り上げたのは人間。
この力、もっと医療に注げないものだろうかと思う。
こんなに便利になっても、やっぱりガンで亡くなる人は多い。
将来、携帯を持つだけでガンや身体の悪い所を早期発見できれば、ものすごく画期
的だろうなと思う。
最近、世の中の動きの激しさに、怖さを感じる。